【コーヒーのメリット&デメリットまとめ】飲みすぎ注意?美容面と健康面から医学的根拠に基づき真実を解明!

【コーヒーのメリット&デメリットまとめ】飲みすぎ注意?美容面と健康面から医学的根拠に基づき真実を解明!

コーヒーは適量を飲めばメリットをたくさん与えてくれるため、健康に気を使う人ならぜひとも活用したい飲み物。しかし、飲みすぎるとデメリットもたくさんあります。

それでは具体的に、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょう?医学的根拠を元に美容面と健康面から調べ上げ、そしてどのくらいが「適量」なのかをまとめました。

目次

コーヒーってそもそも何なの?

コーヒーと自然光

ICO(国際コーヒー機関 )によると、日本人は1週間に平均10杯のコーヒーを飲んでいます。コーヒー好きならたった1日で3~5杯飲むのが当たり前ではないでしょうか?

これほど多く愛飲されているコーヒーですが、そもそもどのような飲み物なのかちゃんと理解している人は少ないのでは。ここで基本的な知識を確かめましょう。

コーヒーについて簡単にまとめました

コーヒーについて学びたいなら押さえておきたい、必要最低限の知識のみをピックアップ。これだけ覚えれば「ちょっと詳しい人」になれますよ。

参考:「コーヒーの歴史 – UCC

コーヒーの概要

コーヒーとは、「コーヒーノキ」の種子を焙煎して挽いた粉末から、水またはお湯で抽出した飲料のこと。果実は赤く、花は白色です。酒や茶よりも歴史は浅いものの、今や世界中で多くの人に愛飲されています。

名前の由来はアラビア語の「カフア:qahwa」。もともとカフアとはワインのことを指していましたが、コーヒーにはワインと同じように覚醒作用があったため、コーヒーがカフアと呼ばれるようになりました。その後、カフア→コーヒーと発音が訛って、今に至ります。

コーヒーの成分の内、もっとも有名で注目すべきはカフェインです。カフェインとはアルカロイド(窒素を含む天然由来の有機化合物)の一種で、興奮・解熱鎮痛・利尿などの作用があると医学的に証明されています。

結晶のカフェインは「無水カフェイン」と呼ばれており、栄養ドリンクや風邪薬などの成分表に、まれに表記があります。

コーヒーの歴史

文字によるコーヒーの記録は、10世紀ごろにアラビア人の医師ラーゼスの手によって残されたものが最も古いと言われています。おそらくそれ以前にもコーヒーは人々の間で飲まれていたことでしょう。

オランダ人によって日本に持ち込まれたのは、18世紀末。日本におけるコーヒーの歴史はまだまだほんの300年程度ですが、それでも前述の通り、日本人は1週間に平均10杯のコーヒーを嗜んでいます。

日本人として知っておきたいのが、インスタントコーヒーを開発したのは日本人であるということ。1899年、加藤サルトリ博士が真空乾燥法によるインスタントコーヒーの生産に成功したのです。

ただ、加藤サルトリ博士は特許を取っていなかったため、1903年にジョージ・ワシントンが別の生産方法で特許を取りました。ジョージ・ワシントンが正式な発明者で、加藤サルトリ博士が幻の発明者といったところですね。

コーヒー起源伝説について

コーヒーについて少しでも調べたことがある人なら、「コーヒー起源伝説」を知っているのではないでしょうか?

エチオピアのヤギ飼いカルディが、自分のヤギが牧草地の灌木の実を食べると興奮状態になることを不思議に思い、修道院の院長に相談。院長がその実を茹で飲んでみたところ眠気が飛んで気分爽快になったため、居眠りをする修道僧たちに飲ませてあげることに。

結果は効果てきめんで、その修道院は「眠らない修道院」として国中で有名になった……というお話です。その灌木の実こそ、カフェインたっぷりのコーヒーの実です。

気になるカフェイン量を紅茶や緑茶と比べてみた

コーヒーと言えば豊富なカフェインによる覚醒作用が有名ですが、カフェイン自体は紅茶や緑茶にも含まれています。別の飲料とカフェインの量を比べてみましょう。

◎各飲料のカフェイン量

種類 1杯あたり 100mgあたり
エスプレッソコーヒー 50ml/140mg 280mg
ドリップコーヒー 150ml/135mg 90mg
インスタントコーヒー 150ml/68mg 45mg
栄養ドリンク 100ml/50mg 50mg
ココア 150ml/45mg 30mg
紅茶 150mgl/30mg 20mg
緑茶 150ml/30mg 20mg
ウーロン茶 150ml/30mg 20mg

コーヒーを効果的に飲むためにぜひ知っておきたいのが、コーヒーは種類によってカフェイン量が大きく変わるということ。例えばインスタントコーヒーはドリップコーヒーの半分しかカフェインが入っていないのです。

また、紅茶や緑茶は意外にもカフェイン量が多いことにも注目です。紅茶を2杯飲むと、ほぼインスタントコーヒー1杯分のカフェインを摂取することになります。

記事の最後ではカフェイン量を考慮してコーヒーの適切な摂取方法・摂取量を考察しておいたので、まずはコーヒーのメリットとデメリットを学んでからそちらもご覧下さいね。

コーヒーにはメリットもデメリットもある

コーヒーは、適量を飲めば死亡リスクが低下するほど健康的な飲料です。国立がん研究センターによる10年以上に及ぶ追跡調査結果によると、1日のコーヒー摂取量によって全死亡リスクは以下のように変動しました。

摂取量 死亡リスク
ほとんど飲まない 1.00
1日1杯未満 0.91
1日1~2杯 0.85
1日3~4杯 0.76
1日5杯以上 0.85

参考:「コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について – 国立がん研究センター

ほとんど飲まない人が100とすると、1日3~4杯飲む人の死亡リスクは76にまで減少。特に心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡について、コーヒーを摂取するとリスクが低減することが認められています。健康面において、コーヒーの摂取は多様なメリットがあることがわかります。

しかし気になるのは、1日5杯以上を摂取している人は死亡リスクが上昇していることです。ほとんど飲まない人よりはリスクが低いものの、コーヒーの飲みすぎはデメリットがあるという説を裏付ける結果ですね。

要約すると、コーヒーを飲めば以下の結果が得られます。

  • 1日1杯でも飲むと死亡リスクが減少する
  • 1日3~4杯飲む人は死亡リスクが最も低い
  • 1日5杯以上飲むと死亡リスクが上昇し始める

それでは、コーヒーの摂取によって具体的にどのようなメリットとデメリットを享受できるのでしょう?次の項目で、健康面と美容面から徹底的にまとめました。

コーヒーを飲めばこんなに素敵なメリットがある!

モーニングコーヒー

まずはコーヒーを飲んで得られるメリットから。カフェインによる興奮作用ばかり注目されていますが、それ以外にも見逃せないメリットが盛りだくさんです。

【健康面】コーヒーのメリット

コーヒーは健康面でどのようなメリットを与えるのでしょう?

二日酔いのケア

二日酔いによる頭痛の原因は、アセトアルデヒド(アルコールの分解過程で生成される物質)が蓄積して脳の血流が悪くなっていることです。カフェインの利尿効果によってアセトアルデヒドの排出を促せば、血流が良くなり頭痛がやわらぎます。

さらに、コーヒーは肝機能を良い状態に保ちます。肝臓はアルコールなどをはじめとする有害物質を排出する役割があり、コーヒーに含まれているリン酸カルシウムが老廃物の排出を助けると、肝臓の負担を軽減できるのです。

脳の活性化

前述のコーヒー起源伝説では、修道院の院長がコーヒーの実を煎じて飲んだところ気分が、眠気が無くなり気分爽快になったと言い伝えられています。これは、コーヒーのカフェインが神経を興奮させるため。

カフェインは人体において、アデノシン(神経を鎮める物質)が受容体に結合するのを防ぐため、結果的に神経がたかぶるのです。

神経がたかぶると脳が活性化するため、

  • 眠気防止
  • 集中力UP
  • 思考力UP

といったメリットを享受できます。歴史上の偉人がコーヒーを愛飲していた記録が多いのは、コーヒーのカフェインが脳を活性化させて発明や創作活動を助けたからかもしれませんね。

ちなみに、コーヒーを飲むと鼻血が出ると言われているのは、カフェインが神経を昂らせるためであると考えられます。しかし医学的根拠は全く無いので、「そういうこともあるのかもしれない」程度に捉えておいてください。

運動能力の一時的な上昇

スポーツ選手の間でも、コーヒーは人気の高い飲み物です。それは、コーヒーに含まれるカフェインが血中の脂肪酸濃度を高めるため。脂肪酸は筋肉を持続的に運動させるためのエネルギー源となるのです。

また、カフェインによって脳が活性化するとアドレナリン(神経を興奮させる物質)が分泌されやすくなり、運動能力が向上します。たとえば人間が「火事場の馬鹿力」を発揮している時にも、アドレナリンは大量に分泌されています。

特に長距離走やサイクリングなどのスポーツをしている人には、コーヒーが最適。「合法的ドーピング」と言われるほどの効果が期待できますよ。

血糖値の低下

世界各国で、コーヒーはⅡ型糖尿病の発症リスクを下げるという研究結果が報告されています。その理由としては、コーヒーに含まれる「クロロゲン酸類」が、体内における糖の代謝に影響を及ぼし血糖値を下げるから、という説が有力です。

クロロゲン酸は自然界に存在する物質で、特にコーヒー生豆にはクロロゲン酸類が約5~10%と豊富に含まれています。

食前にコーヒーを飲むと、食後の血糖値の上昇率が低下するという実験結果が発表されていることからも、コーヒーは血糖値を下げる働きを有しているとわかります。

参考:「コーヒーに血糖値を下げる効果がある? – ヘルスケア大学

胃の消化の補助

コーヒーは胃を荒らすと言われている一方で、食後に飲むと消化を促進すると言われています。はっきりコーヒーと消化機能の関係性が実証されているわけではありませんが、以下の理由から関係性がある可能性は高いと考えられます。

  • コーヒーを摂取すると胃電気活動が優位に活発化する。
  • クロロゲン酸は胃酸分泌作用を有すると報告されている。

電気活動とは、簡単に言えば電気が発生する活動です。心電図も心臓で発生する電気を測って脈拍を測っています。研究結果によると、カフェインレスコーヒーでは胃電気活動が活発化しませんでした。ということは、コーヒーが胃の消化を補助できるのは、カフェインが入っているからであると考えられます。

また、クロロゲン酸は先ほど紹介した「血糖値を下げる」という作用の他に、「胃酸分泌を促進する」という作用もあると報告されています。カフェインではなくてクロロゲン酸が関係しているので、例えカフェインレスコーヒーでも胃酸分泌は促進されることは覚えておきましょう。

参考:「コーヒー摂取が胃運動および自律神経活動に与える効果の検討

整腸作用

コーヒーにはオリゴ糖の一種「コーヒー豆マンノオリゴ糖」が含まれています。オリゴ糖は善玉菌の餌となる物質であるため、コーヒーによってオリゴ糖を摂取すれば、善玉菌が増えて腸内環境が整います。

ただし、ドリップコーヒーでは整腸作用は望めません。コーヒーオリゴ糖が含まれているのはコーヒーの残りカスの部分だからです。ドリップコーヒーはカスをすべて捨ててしまいますから、オリゴ糖は摂取できません。

インスタントコーヒーであれば豊富にコーヒーオリゴ糖が含まれているため、整腸作用を得たい人はインスタントコーヒーを飲みましょう。

リラックス効果

コーヒーは神経を興奮させるのに、今度はリラックス効果もあると言われると矛盾しているように感じますよね。しかし実際に、コーヒーは「香り」にリラックス効果があります。

コーヒーを飲んでほっと一息。なんて表現されるのは、あの独特の香りに人をリラックスさせる作用があるためです。コーヒーの香りを嗅ぐと脳におけるα波が増えたという研究結果も存在します(杏林大学医学部・古賀良彦教授らの研究)。

ハーブティーの香りでリラックスするのと同じように、コーヒーもリラックスするのに適した飲み物なのですね。それでいてカフェインにより頭はすっきりしますから、仕事中の息抜きにぴったりです。

うつ病の予防

コーヒーがうつ病に及ぼす影響は2つです。

  • うつ病を予防する
  • うつ病をさらに悪化させる

うつ病に罹っていない人がコーヒーを飲むと、うつ病のリスクは減少します。セロトニンやドーパミン等の神経伝達物質の分泌をサポートするためです。

一方で、すでにうつ病の人がコーヒーを飲むと、症状が悪化する可能性があります。もともと不安定な神経が神経伝達物質によって興奮状態におちいり、さらに不安定になるためです。

アメリカ人女性を対象とした研究結果によると、コーヒー摂取量が「1週間に1杯以下」と「1日4杯以上」の人では後者のうつ病のリスクが明らかに低下しました。この場合の対象者は、うつ病に罹っていない人です。

うつ病出ない人はぜひコーヒーを飲んでほしいのですが、うつ病の人は控えることをおすすめします。

参考:「コーヒー摂取が胃運動および自律神経活動に与える効果の検討

【美容面】コーヒーのメリット

コーヒーは健康だけでなく美容面でも多くのメリットを与えてくれます。

脂肪の分解

コーヒーのカフェインには、脂肪分解酵素”リパーゼ”を活性化させる作用があります。リパーゼは膵臓にある消化酵素の1つで、食物中の脂肪を分解する役割を担っています。

脂肪は分解されないと肝臓に蓄えられてしまうため、ぜひともリパーゼで分解しておきたいところ。中性脂肪値の減少やダイエットの効率UPにも繋がるため、コーヒーでしっかり活性化させましょう。

ニキビの予防

ニキビができる大きな原因の1つは、活性酸素による皮膚細胞のダメージです。活性酸素は酸素の代謝過程で発生する毒性の強い物質で、過剰になると細胞を傷つけます。

皮膚細胞がダメージを受けると老廃物の排出・新しい皮膚細胞の生産が滞るため、お肌の環境が悪化してニキビができやすくなります。ここで役立つ成分が、コーヒーに含まれる豊富なクロロゲン酸。クロロゲン酸はポリフェノールの1種で、活性酸素の働きを抑制する作用(抗酸化作用)があるためです。

さらに、クロロゲン酸には強い抗菌消炎能力があります。つまり、お肌を清潔に保ち、ニキビの炎症を抑える力があるのです。クロロゲン酸を摂取すれば、ニキビ菌が繁殖しにくい肌環境を整えつつ、今あるニキビの炎症を抑えられます。

コーヒーを飲むとニキビができやすくなるという意見もありますが、それは微糖コーヒーやカフェオレから余分な砂糖や脂肪分を一緒に摂取するためです。美肌効果を十分に得たいのであれば、できるだけ無糖コーヒーや少しミルクを足しただけのコーヒーを飲みましょう。

美白効果

コーヒーのクロロゲン酸をはじめとしたポリフェノールには、メラニンの生成を抑える働きがあります。その理由は、ポリフェノールに強力な抗酸化作用があるためです。

お肌の日焼け・シミ・そばかすなどの色素沈着の原因であるメラニン色素は、活性酸素によってより沈着しやすくなります。しかし、抗酸化作用によって活性酸素を抑制すれば、色素沈着しにくい色白の肌をキープできるでしょう。

むくみの解消

コーヒーに含まれているカフェインには、利尿作用があります。利尿とはおしっこの出を良くすることですから、余分な水分や老廃物が尿として排泄され、結果的にむくみの解消に繋がります。

そもそもむくみとは、体内の水分バランスが崩れ、過剰に水分が蓄積されてしまった状態。利尿作用によってその過剰な水分が出ていけば、むくみは解消されるのです。

飲みすぎ注意!コーヒーが身体に与えるデメリットは?

モーニングセット

コーヒーには数えきれないほどのメリットがある一方で、弊害があるとも言われています。コーヒーにはどのようなデメリットがあるのかを確認し、今後のコーヒーとの付き合い方を考えましょう。

【健康面】コーヒーのデメリット

まずは健康面におけるコーヒーのデメリットを解説します。

胃腸に関する諸症状

コーヒーのデメリットのうち、胃腸に関する症状は以下の通りです。

  • おなら
  • げっぷ
  • 嘔吐
  • 胃痛
  • 胃潰瘍
  • 口内炎
  • 胃もたれ
  • 胸焼け
  • 下痢
  • 便秘
  • 腹痛
  • 血便
  • 吐き気
  • ガスがたまる

先ほど、コーヒーには胃の消化の補助・整腸作用があるとお話ししました。それにもかかわらず、胃腸にデメリットが生じるのは不思議に思うでしょう。

実は、コーヒーは適量を飲めば胃腸にメリットを与え、過剰に飲めば逆にデメリットを与えるのです。薬は飲みすぎると毒になるのと同じ理屈です。

腸内で善玉菌が増えるとおならやゲップが増えてガスがたまった感覚がするため、これらの症状はそこまで気にしすぎる必要はないでしょう。しかし、これ以外の症状が現れたら、コーヒーを飲みすぎではないか考えてみてくださいね。

心臓に関する諸症状

コーヒーのデメリットのうち、心臓に関する症状は以下の通りです。

  • 心拍数が増える(動悸がする)
  • 息苦しい
  • 不整脈

コーヒーが心臓にこれらの症状を発現させる原因は、カフェインによる神経の過度な興奮ではないかと言われています。適度な興奮は気分をすっきりさせて運動能力を向上させますが、過剰な摂取は心臓に負担をかけるのでしょう。

日本心臓財団は相談者に対して「コーヒーを多量に飲用すると不整脈は出やすくなります。」と回答しており、コーヒーと心臓・脈拍は無関係ではないことが伺えます。

参考:「コーヒーと不整脈 – 日本心臓財団

精神的な変化

コーヒーのデメリットのうち、精神に関する症状は以下の通りです。

  • 不眠
  • 不安感
  • イライラ
  • 自律神経の乱れ
  • うつ病の悪化
  • パニック障害の悪化

いずれの症状も、カフェインによる神経の亢進効果が関係していると考えられます。コーヒーは眠気を覚ましますから、飲みすぎると覚醒しすぎて不眠になることがあります。

また、神経に作用するため、やはり飲みすぎると神経が乱れて不安感やイライラを感じるでしょう。女性の場合は特に生理前に、精神的な症状が現れやすくなります。

うつ病に関して、コーヒーには前述した通り「うつ病に罹っていない人がコーヒーを飲むとうつ病の要望になる」「うつ病の人がコーヒーを飲むとうつ病が悪化する」という二面性があります。

パニック障害について、医療法人和楽会の調査結果をご紹介します。調査によると、パニック障害患者287名のうちコーヒーの飲用後にパニック発作や類似症状を起こした人は54名(18.8%)にも登りました。

おそらく、パニック障害の人はカフェインへの過敏性が高く、神経が過度に昂りやすいためです。パニック障害やそれに関連する障害をお持ちの人は、できるだけカフェインを含んだ飲料を避けることをおすすめします。

また、カフェイン中毒・カフェイン依存症の症状も精神面で現れます。コーヒーを飲まないとイライラするなど、精神的な変化が現れる場合は依存症ではないか検査を受けると良いでしょう。

参考:「パニック障害の療養 – 医療法人和楽会

低血糖の症状

コーヒーのデメリットのうち、低血糖に関する症状は以下の通りです。

  • めまい
  • 頭痛
  • 倦怠感

コーヒーの摂取によって、これらの症状が現れる人が少数存在します。

コーヒーは実際に低血糖症状を引き起こすのかどうかという質問に対しては、明確に回答することができません。「コーヒーは血糖値の上昇速度を上げる」と指摘している人もいますが、医学的根拠がないのです。むしろ、コーヒーと血糖値には関係性がないという研究結果も発表されているほどです。

しかし、コーヒーのカフェインによって短期的に血糖値が上昇したという論文もありますから、コーヒーと血糖値には関係が無いとも言い切れないのがむずかしいところ。

「コーヒーは低血糖の症状を起こす可能性がないとはいえない」といった程度に認識しておきましょう。

貧血による症状

コーヒーのデメリットのうち、低血糖に関する症状は以下の通りです。

  • 冷や汗
  • 立ちくらみ
  • 空腹感
  • めまい

低血糖の症状と似通っているので、混同しやすいですね。コーヒーにはタンニン(ポリフェノールの一種)が含まれており、鉄分の吸収を妨げるため貧血のリスクが上昇すると言われています。

本来、タンニンは生活習慣病の予防や美肌効果が注目されている成分ですが、飲みすぎは禁物です。

※病気とコーヒーの関係性は医学的根拠なし

コーヒーを飲むと罹患リスクが上がると言われている病気は、以下の通りです。

  • 膀胱がん
  • 骨粗鬆症
  • 胃がん
  • 膀胱炎
  • 味覚異常
  • 尿路結石
  • 胃潰瘍

実はこれらの病気は、医学的にコーヒーとの関係性が証明されていません。コーヒーが糖尿病や心臓病・脳卒中などの病気のリスクを「下げる」データは発表されていますが、リスクを「上げる」病気のデータはないのです。

人によってはカフェインによる胃への刺激、利尿作用によるカルシウムの排出、シュウ酸カルシウムによる結石の形成などを病気のリスクを上げる理由に挙げていますが、実際に研究がされていないとなると、信頼性に欠けます。

コーヒーがこれらの病気に明確な関係性があるとは証明されていませんから、過度に心配するのはやめましょう。例え関係性があるとしても、よほど大量にコーヒーを飲まないとリスクは上がらないと考えられます。

【美容面】コーヒーのデメリット

コーヒーはお肌を美しくするとご紹介しましたが、体質や摂取量によっては大きなデメリットを与える可能性も無視できません。ここで詳しくチェックしておきましょう。

お肌の変化

コーヒーのデメリットのうち、精神的な症状は以下の通りです。

  • ニキビ・吹き出物
  • シミ・シワ

おかしいな?と思ったかもしれませんね。先ほどコーヒーを飲むことによるデメリットで、コーヒーはニキビの予防、シミ・シワのケアに良いとご説明しましたから。

実は、コーヒーは適量ならお肌に良いのですが、過剰に摂取するとむしろお肌に悪いのです。その理由は以下の3つが考えられます。

  • 利尿作用によるビタミン類やミネラル類の排出
  • 胃が荒れることによる消化不良
  • 自律神経が乱れることによるストレス
  • 睡眠不足による疲労

利尿作用は老廃物の排出に役立ちますが、同時にビタミン・ミネラルも排出してしまうため、肌の健康を保つための栄養素が不足します。また、胃が荒れて消化が悪くなり、代謝機能も低下することによってニキビができやすくなります。

また、カフェインによる過度の興奮で自律神経が乱れると、こちらも肌が荒れて衰える原因となります。自律神経は肌のターンオーバー(代謝)を整える機能を担っているためです。

さらに、カフェインによって興奮し、質の良い睡眠がとれなくなると、疲労によってお肌がくすんで見えるようになります。この点に関しては、睡眠の4~5時間前にはコーヒーを飲まないように心掛けると対処できます。

ニオイの変化

コーヒーのデメリットのうち、臭いに関する症状は以下の通りです。

  • 体臭
  • 口臭

コーヒーは適量ならむしろ体臭や口臭対策になるのですが、デメリットになる可能性も秘めています。

カフェインを過剰摂取すると、交感神経が優位になり男性ホルモンが活発に分泌されるようになります。男性ホルモンには皮脂を増やす作用があるため、皮脂の酸化による体臭を引き起こす原因となります。

コーヒーを飲むと口臭が強くなると言われている理由は、コーヒーを飲んだ後にコーヒー豆の微粒子が舌や歯に付着するためです。特にインスタントコーヒーは微粒子がくっつきやすいので注意しましょう。

くっついたコーヒー豆の微粒子は、唾液による口内の浄化作用を妨害するため、口臭へと繋がります。単純に、水で口をゆすいで微粒子を洗い流せば口臭は発生しにくくなりますよ。

冷え性になる?

コーヒーを飲むと体が冷えると言われていますが、その理由は砂糖の摂りすぎによる血糖値の変動です。

コーヒーは砂糖が合うため、知らず知らずのうちに砂糖を過剰摂取しがち。砂糖は血糖値を急激に上昇・下降させ、同時に体温も低下させるため体が冷えてしまいます。

砂糖の過剰摂取は先ほど紹介した低血糖症状も引き起こすため、気になる人はミルクで代用するか、ブラックを飲みましょう。また、冷え性の人がコーヒーを飲む場合は、ホットにすると体が温まります。

むくみで太って見えるかも

コーヒーによる美容面でのデメリットとして、むくみが注目されています。本来コーヒーは利尿作用によって余分な水分を排出し、むくみを解消するはずなのですが、なぜコーヒーでむくむと言われているのでしょう?

その理由は、コーヒーによる胃腸の働きの低下が1番に考えられます。コーヒーに含まれているカフェインは胃腸を刺激するため、あまりにも強く刺激しすると疲れさせてしまうのです。

胃は食べ物を消化して吸収しやすくする器官であり、腸は胃で消化された食べ物をさらに消化して排出するための器官です。これらの器官が弱ってしまうと、水分や老廃物が体内に溜まり、むくんでしまう可能性は十分にあります。

コーヒーを飲むと太るという人がいるのも、このむくみが理由でしょう。ただし、実際には代謝がよくなってむしろ体重が落ちやすくなるので、むくみに惑わされないようにしましょう。もちろん、砂糖たっぷりのコーヒーを何杯も飲んでいると、高カロリーのため太りますが……。

ハゲやすくなるかも

コーヒーを飲むとハゲやすくなるという説がネット上で流れていますが、あまり信憑性は高くありません。医学的にもコーヒーでハゲるとは証明されていないため、あまり気にしなくてもよさそうです。

ただし、あまりにコーヒーを飲みすぎると、ストレスや栄養素の排出により間接的に薄毛や抜け毛を助長する可能性があるかもしれません。

※大量に飲まないとデメリットは起こりにくい

ここまでいくつものデメリットを紹介したため、「コーヒーは体に悪いのかも」と不安に思っている人もいるでしょう。しかし、デメリットは過剰摂取しなければなかなか起こらないと考えて下さい。

メリットの箇所で「1日3~4杯飲む人は死亡リスクが最も低い」とご説明したように、コーヒーは寿命を延ばし得るほどメリットを与えてくれる飲み物なのです。デメリットを不安がって飲まないのは損ではないでしょうか?

全く飲まなくするのではなく、適量を飲んでメリットだけを良いとこどりしませんか?次はコーヒーを適量飲む方法をチェックしましょう。

コーヒーを適量飲んでメリットだけ享受しよう!

インスタントコーヒー

コーヒーはどのくらい飲めばちょうどよいのでしょうか?健康的・効果的な飲み方も調べ上げました。

コーヒーは何杯までなら健康的?

「1日3~4杯飲む人は死亡リスクが最も低い」という研究結果が発表されていることから、基本的に1日のコーヒー摂取量は3~4杯がベストです。しかし、人によってはこれよりも少ない量に抑えることをおすすめします。

妊婦さんの場合

妊婦さんは、赤ちゃんが母体を通して栄養素を吸収しています。お母さんがコーヒーを飲むと、赤ちゃんにカフェインが巡ってしまうので要注意。デリケートな赤ちゃんに取っては少量のカフェインも危険性があります。

1日のカフェイン摂取量が100mg以上になると、赤ちゃんを流産するリスクが高まるという研究結果が報告されています。

インスタントコーヒー1杯(150ml)にカフェインは約45mg含まれていますから、2杯までが限界ですね。3~4杯では多すぎます。ドリップコーヒー1杯(150ml)にはカフェインが約90mg含まれているため、ギリギリです。

妊婦さんは、

  • インスタントコーヒーなら1日1~2杯
  • ドリップコーヒーなら1日1杯以下

の量に抑えましょう。

敏感な人の場合

カフェインに対して体が敏感な人も、3~4杯は多すぎる場合があります。大人よりも子供、女性よりも男性がカフェインの感受性が高いと言われており、病歴や心身の健康もコーヒーの感受性に影響するようです。

コーヒーの適量には、個人差があるということがわかります。自分の体の変化をしっかりと観察し、自分なりにベストな量を探してくださいね。

コーヒーを飲むおすすめのタイミング

コーヒーを飲んで得たいメリットによって、飲むべきタイミングが変わります。

ダイエット

ダイエット目的で飲むのであれば、運動前と食前がベスト。運動前であれば代謝がUPして脂肪燃焼しやすくなります。

食前なら食べすぎを予防し、食事の脂質を分解しやすくします。血糖値の上昇を抑えるのもありがたいですね。

眠気覚まし

朝は目覚めのコーヒーを飲む人がたくさんいますが、「コルチゾールがピークを迎える時間帯にコーヒーを飲むと、カフェインによる覚醒効果が発揮されにくくなる」と言われています。

コルチゾールは炭水化物・脂質・たんぱく質の代謝を制御するホルモンです。コルチゾールの血中濃度は起床1時間後にピークとなるため、その時に飲むと眠気が覚めにくいということになりますね。8時に起床する人なら、10時以降に飲むのがベストです。

注意点として、この理論をブログで発表した時、スティーブン・ミラー氏は大学院博士課程の学生でした。しかも論文ではなくブログで発表していることから、あまり信頼性は高くありません。

とはいえこの理論、真新しいものではありません。今まで何度も取り上げられてきた古くからの理論です。コーヒーを飲む時間を考慮するための判断材料にはなるでしょう。

朝8時に起床する場合、コルチゾールの分泌がピークになる時間をまとめておきますね。

  • 8:00~9:00
  • 12:00~13:00
  • 17:30~18:00

コーヒーを飲む時間はこれ以外に設定し、眠気覚まし効果を発揮しやすく工夫しましょう。

胃の活性化

胃の消化力を高めたいのであれば、コーヒーは食後に飲んでください。コーヒーが胃壁を刺激して胃酸の分泌を促し、消化を助けます。

食後のコーヒーには、お口直しだけではなく「消化を助ける」という意味合いもあるのです。

まとめ

コーヒーは古くから人類に愛飲されてきた飲み物。メリットばかりが取り上げられていますが、それはあくまで「適量を飲んでいる場合」に実感できることがわかりました。

健康的にコービーを飲み続けたいのであれば、基本的には1日3~4杯を飲み、ここで紹介したようなデメリットが起こらないように自制しましょう。どんな薬も食物も、食べすぎ飲みすぎは健康を害しますからね。

おいしいコーヒーを適度に飲んで、毎日を活動的に過ごせるように願っています。

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